筆者は現在北陸地方の片田舎に住みながら、東京の企業で正社員としてフルリモートワーク(出社は必要に応じて、平均年4回程度)で勤務しています。
昨今、出社回帰やリモートワークについての見直しがされているとのニュースを目にします。今回は地方在住でフルリモートワークしている実体験談を赤裸々に綴ってみます。
結論
フルリモートワークは最高です!
ただし、一定のデメリットを認識した上で、そのメリットを享受する必要があると感じています。
フルリモートワークが最高である理由
私にとって最高であると言える理由を4つ取り上げます。
通勤時間が無い
お腹が弱い自分にとって、通勤が無いことは大きなメリットです。
かつて首都圏や関西圏に住んでいた時は、すし詰めの満員電車で通勤していました。あのストレスから解放されたのは本当に大きく、日々幸せを感じています。
「お腹が痛くなったらどうしよう」というトイレの心配が不要であることはもちろん、通勤時間が無いことにより、育児や家事はもちろん、副業や自己研鑽の時間を安定して確保できています。
突然話しかけられることが無い
各企業のカルチャーにもよりますが、オフィスで仕事をしていると、「今良い?」と、突然話しかけられて作業を遮らざるを得なくなる場面があります。
リモートワークであれば作業空間には自分一人しかいないため、突然話しかけられて作業を中断すると言ったことがまずありません。
場所を問わず仕事ができる
フルリモートワークであれば、「実家に帰省した時」、「私用の旅行を兼ねて隙間時間で業務」といったことが可能です。場所を問わずに仕事をできることで、時間を効率的に使えますね。
もちろん、情報セキュリティの関係上、どこでも仕事をすることは望ましくありません。例えば、「カフェやコアワーキングスペースでPCを放置して離席する」、「大衆の場でWebミーティング」といった行為はセキュリティ上あってはならないことです。各企業のルールやガイドラインに則るようにしましょう。
年収はその地域の年収レンジより高い
前提として、こちらは勤務する企業、ポジションによって異なります。
筆者自身の場合、現在居住している地域の同年代の平均年収レンジと比較すると幾分高いです。そのため、比較的余裕のある生活を送ることができていると感じます。
ただし、年収については後述する「デメリット」と表裏一体です。
「地方在住でフルリモートワーク」のデメリット
「地方在住でフルリモートワーク」には前述のメリットもありますが、デメリットもあります。
フルリモート廃止のリスクに怯えないといけない
フルリモートで働く以上、「突然フルリモート廃止」となるリスクを考えておく必要があります。
昨今、リモートワークを廃止し、週1~2回の出社となるハイブリッド勤務や、オフィスへの完全出社回帰のニュースを目にします。
「永遠にフルリモートで働けるとは限らない」と考えさせられますね。
私自身、現在の働き方での「住宅購入」はハイリスクであると感じており、賃貸住宅に住んでいます。
次のキャリアの選択肢が狭まる
現職から転職する場合、次のキャリアとしては、以下の2択となります。
- 地元の企業で働く
- 次職もフルリモートワークで働く
1つ目の「地元の企業で働く」については、場合によっては年収ダウンを覚悟する必要があります。特に、現職が首都圏の企業である場合、現在の年収レンジが地元の転職市場とマッチしない可能性が高いです。
また、前述した昨今の出社回帰の情勢もあり、「フルリモート」の求人数は減少に転じています。2つ目の「フルリモートワークからフルリモートワークへの転職」は想像以上にハードルが高いと言えるでしょう。
これから世の中がどのような流れに転じていくのか、注視したいところです。
深刻な運動不足に陥る
こちらについては、日常から運動を取り入れていれば解消できるでしょう。
私の場合、運動を習慣付けられていない(子どもと遊ぶ程度)ため、深刻な運動不足に陥っています。体力、筋力共に大幅に落ちました(笑)
「実は通勤が運動になっていた」ということに気付かされました。
まとめ
以上、「地方在住でフルリモートワークしている実態」を赤裸々にまとめてみました。
「リモートワーク」については良い点のみが取り上げられ、話題になることが多いと感じます。確かにメリットは多々ありますが、何事も表裏一体です。デメリットについても理解し、その上でメリットを享受することが大切ですね。
私自身、「対面でのコミュニケーション」にも大きなメリットがあると感じています。雰囲気、温度感、空気感・・・など、リモートでは得られない体験がリアルの場にはあります。
「リモートワーク・対面 両者の良いところどり」で、楽しく人生を送れるのが良いのかな〜と思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!