新車への乗り換えに伴い、これまで乗ってきた愛車を買取に出すことを決断した。
最終的に、WECARS(旧ビッグモーター)へ買取を依頼することになったため、その一連の流れをまとめる。
なお、本記事は、利用したサービスや業者からの執筆依頼・報酬提供等は一切なく、すべて筆者個人の体験に基づくものである。
車両情報
車種:ホンダ フリード
年式:2017年式
グレード:G
走行距離:50,000〜60,000km
MOTA に登録
過去に車を売却した際、某大手の一括査定サイトを利用したことがあるが、登録直後から電話が鳴り続け、非常に大変な思いをした経験がある。
今回は
「最大20社の中から高額査定の上位3社とだけやりとりすればよい」
という仕組みで、過去の煩わしさを解消してくれそうなサービスである MOTA を利用することにした。

登録後、入札結果が分かるまでは最短で3時間程度要する。(登録する時間帯によって、変動あり)
MOTA での査定結果
居住地が地方であることも影響したのかは分からないが、MOTAで入札があったのは
WECARS と ネクステージ の2社のみであった。
入札後、2社から電話が掛かってきた。一括査定サイトのように、複数社から一気に電話が来ることがなく、それだけでも快適に感じた。
MOTA マイページ上での査定結果
- WECARS:50〜70万円
- ネクステージ:10〜25万円
※参考:ディーラー下取り:60〜70万円
MOTA の説明には「上位3社」と記載されていたが、今回は2社だった。
この点については、地域差などもあるのだろうと理解することにした。
特に WECARS については、過去に世間を騒がせた一連の問題があったこともあり、社名が変わったとはいえ、正直なところ不安は大きかった。
MOTA 上での金額は、十分に納得できるものではなかった。
ただし、ネット上で入力した情報と写真だけで正確な価格が出るとは思えず、最終的には現車確認が必要だと判断し、出張査定を依頼することにした。
また、この2社とは別に、筆者自身で見つけた地元の地域密着型の買取業者にも査定を依頼した(以下「C社」と表記する)。
出張査定
本来であれば 3 社を同じ時間帯に集め、入札形式で最も高い金額を提示した業者に依頼したかったが、スケジュールの都合上それが難しく、各社別々に査定を受けることとなった。
WECARS
最も不安を感じていた会社ではあったが、対応してくれた営業担当者は非常に丁寧で、好印象であった。
話を伺うと、伊藤忠商事から出向してWECARSに勤務しているとのこと。ユーザーからの視線は非常に厳しく、日々大変だと話していた。
現車確認はおよそ30分で終了。
確認終了後、その場での金額提示はなかった(これは買取査定ではよくあることだ)。
そのため、
「仮に1週間以内に手放すとした場合、いくらになりますか?」
とこちらから質問し、口頭で金額を提示してもらった。
ネクステージ
こちらも現車確認は約30分で終了。
査定後は営業担当者の案内に従い、LINEに登録。
口頭で金額の提示があった後、LINE上で「フルスイング買取・金額提示シート」が送付され、書面でも内容を確認できた。
これは非常にありがたかった。
C社
C 社は出張査定を行っていないとのことで、店舗へ車を持ち込んで査定を受けた。
接客は 3 社の中で最も良く、非常に気持ちの良い対応だった。
査定時間は約40分。その場でオークション相場と買取価格について丁寧な説明があり、書面でも提示された。
なお、C社では買取後、そのままオークションへ出品するとのことだった。
査定結果
3 社+ディーラーの査定額がすべて出揃った。
- WECARS:98万円(自宅への引取りあり)
- ネクステージ:95万円(引渡時持込み)
- C 社:75万円(引渡時持込み)
- ディーラー:60〜70万円
この時点で、C 社とディーラーは脱落となった。
C 社は接客が非常に良かっただけに心苦しかったが、上位 2 社の条件が明らかに良かったため、やむを得ない判断である。
なお、上位 2 社はいずれも、MOTA での入札額から大きく上振れしていた。
上位2社との競争
ここまで来ると、争点は「金額」と「引渡時の引取り有無」 の2点に絞られた。
妻と相談し、以下を希望条件とした。
- 希望金額は 100 万円
- 可能であれば引取り希望だが、金額次第では持込みも可
- 当初は 1 か月後の引渡しを想定していたが、他にも車を所有しているため、条件次第では最短 1 週間での引渡しも可能
ここからは電話での交渉となる。
まず、2 位であったネクステージの営業担当者に電話し、WECARS の条件と、1 週間以内に引渡し可能であることを伝えた。
その結果、
「持込みで 100 万円ではどうでしょうか」
という提案を受けた。
ここでは即決せず、「家族と相談します」と伝え、一旦電話を切った。
次に、WECARS の営業担当者に連絡し、ネクステージから新たに提示された金額と条件を伝えた。
すると、
「引取りありで 100 万円ではどうでしょうか」
という提案を受けた。
こちらも即答はせず、「家族と相談します」として一旦終話。
その後、再度ネクステージに連絡すれば、さらに条件が良くなった可能性もある。
しかし、希望金額に達したこと、そしてどこかで区切りをつけなければ延々と電話のやりとりが続き、双方にとって良い結果にならないと判断し、ここで交渉を終了した。
妻と相談した結果、ちょうど子どもが体調を崩していたこともあり、
「同じ金額なら引取りがある方が楽だよね」
という結論に至り、WECARS へ売却することを決めた。
WECARS との契約
WECARS の営業担当者に電話で「御社にお願いします」と伝え、契約手続きへ進んだ。
その際、念のため
「提示された金額から減額されることはありませんか?」
と確認したところ、
「事故や水没などがない限り、減額はありません」
との回答を得た。
契約は電子契約で、非常にスムーズに完了した。
譲渡証明書などの必要書類は数日後に郵送で届き、記入・捺印のうえ、印鑑証明を添えて引取業者へ手渡す流れである。
引渡し当日は、運送業者に書類を渡した後、車の鍵を引き渡し、車両は速やかにトラックへ積載され、そのまま終了した。
引渡しから 2 営業日後、契約書に記載された金額が問題なく入金された。
感想
今回、WECARS へ車を売却するにあたり、正直なところ最初は大きな不安があった。
過去に世間を騒がせた一連の問題が記憶に残っており、「社名が変わったとはいえ本当に大丈夫なのか」という疑念を拭いきれなかったからだ。
しかし、実際にやり取りをしてみると、営業担当者の対応は終始丁寧で、説明も一貫しており、こちらの質問にも誠実に答えてもらえた。
事前に確認したとおり、事故や水没などの申告漏れがない限り減額されることもなく、引渡し後もスムーズに入金が完了した点から、結果として非常に満足度の高い取引だったと感じている。
インターネット上で同社の口コミを見ると、「看板を変えただけで中身は変わっていない」と書かれたものが散見されるので、店舗や営業担当者によって異なるのかもしれない。
一方で、C 社は接客対応が最も良く、安心感という点では非常に魅力的だった。
それでも提示金額に大きな差が出た背景には、企業規模の違いだけでなく、買取後に自社在庫として展示・販売できるか、それともオークションに流す前提かというビジネスモデルの違いが大きく影響しているように感じた。
また、MOTA を利用したことで、無差別な電話対応に追われることなく、限られた業者と冷静に比較・交渉できた点も、大きなメリットだったと言える。
「一括査定サイトで電話が鳴り止まず苦労した」という経験のある方は、ぜひ MOTA の利用をお勧めしたい。
